すっかり、梅雨がどこかに行ってしまったようですね。
皆さんのお住まいの地域は如何でしょうか?
暑いだけで体力が奪われます。
さらなりんも暑いのは本当にダメで、思考が停止します。
しかし、生きていくためには暑くても動かなくてはいけませんね。
ぼちぼちやっていきましょう。
さらなりんは今年は断捨離しなさいと言われているので、ゆっくりではありますがあちこちを片付けています。
久しぶりに懐かしいマンガを見つけてうっかり読んでしまったり、どこ行ったか記憶になかった本を見つけたり、持っていたことを忘れていた本が出て来たり、気が付けば日が暮れていることも…。
今日はうっかり読んでしまった本をご紹介します。
「百鬼夜行抄」 今 市子作。
百鬼夜行抄(1)朝日新聞出版版 (朝日コミック文庫) [ 今市子 ] 価格:660円 |
現在、単行本29巻、文庫版19巻となっています。
全体的には大きな流れとなっていますが、基本は一話完結です。
題名から分かる通り、ちょっと不思議で幻想的、妖怪や心霊現象などが題材として使われています。
今の季節にピッタリかもしれません。
主人公は、飯嶋律。幼い頃から強い霊感があるものの思い通りには使うことは出来ないでいます。
本人もその能力をどちらかといえば疎ましく思っている節があります。
彼の祖父、飯嶋蝸牛(本名:飯嶋伶)は怪奇幻想小説家で実際に妖魔たちを使役したり交流を持つなどしていたため、律はその因縁に巻き込まれる話が多くあります。
すでに他界していますがその影響はまだ飯嶋家に残っているようです。
登場人物はこの二人に関わる飯嶋家の面々がメインとなっています。
話は分かりやすい勧善懲悪なものではなく、どちらかといえば曖昧に匂わすことで終わったり、ミステリー要素があったりと妖怪や妖魔が出てくるだけあって幻想的です。
イラストも綺麗で、カラーも素敵です。
動物や妖魔たちの表情など時にユニークで可愛らしく、不気味でもあります。
元々は短編だったものがもう25年も続いているのでかなりの長編マンガと言えるでしょう。
初期は設定が多少異なることがありますが、問題ありません。
同じようなマンガに「夏目友人帳」もありますが、掲載雑誌の差か色合いが違いますね。
律の傍にニャンコ先生がいたら…それは全く違うものになりそうですね。
夏目の傍に青嵐ではもはや、話にはならない。
相棒は大事な存在です。
手に取ったきっかけはたぶん、友人に借りたか綺麗なカラー表紙に惹かれたか。
ひと時、「百鬼夜行抄」のような霊だとかスピリチュアル的なものが流行ったのでその流れだったと思います。
そこから何となく見始めて、文庫版ではありますが、現在も集めています。
どのくらい昔だったか忘れましたが、NHKのマンガ夜話にも取り上げられていました。
その時に「現代の水木しげる」と言われていたのが強く印象に残っています。
ドラマ化もされたようですが、地方民のさらなりんは見たことがありません。
ちょっと気になっていますが、ビデオとかあるのかな?
「百鬼夜行抄」を読むなら寝苦しいくらいな夜が最高のシチュエーションかもしれません。
ふふふ、どうなっても責任は持ちませんよ?
完結するのか、終わりがあるのか全く見えず、これからも買い続けることになりそうです。
はい、こちらの「百鬼夜行抄」は残す本としてリストアップしています。
不注意に一冊読むと続きが、前が読みたくなり、時間泥棒にあいます。
長編マンガの宿命ですね。
価格:704円 |