「脳の排水」これは頭の中で考えていることを留めておかないで外に出すことを意味しています。(排水は他の言葉に出来なかったかな?解放とかどうかしら?)
ジュリア・キャメロン著「ずっとやりたかったことを、やりなさい」という本の中に「モーニングページ」「脳の排水」のことが出てきます。
続編も出ているようですね。
さて、色々なことが脈絡なく浮かんでは消える皆さま、その思考をスッキリさせるために方法として「モーニングページ」または「モーニングノート」という言葉をご存知でしょうか?
その名の通り、朝、ノートに向かって書くということになります。
【モーニングページのやり方】
1.A4版のノートを用意する
2.毎朝起きてすぐ、A4版ノート3ページ記入する
3.書く内容はどんなことでも大丈夫
4.絶対に、人に見せない
⇒1.A4版のノートを用意する
これはすぐにできそうですね。100円ショップも身近になりました。そういうところで探すと良さそうです。
家にノートがたくさんあるという方はそれでも構わないでしょう。実際に必要なことは思考を止めず書き続けることができる大きなスペースがあるということです。
⇒2.毎朝起きてすぐ、A4版ノート3ページ記入する
寝る前からの準備が必要です。
枕元に、もしくは手の届く範囲にノートと鉛筆やペンを用意しておくと良いでしょう。
また、いつもより早めに起きなくてはいけませんので、目覚まし時計も合わせておきましょう。
⇒3.書く内容はどんなことでも大丈夫
3ページ埋めることが大切ですので、内容は問いません。
早起きして眠い、ならそのまま書いてもOKです。
なにしろ、このノートは
⇒4.絶対に、人に見せない
のですから、多少、文章がおかしくても、誤字脱字があっても気にしません。
浮かんだことを書き続けることが大切なのです。
とはいっても億劫…。
そういう方は何かご褒美を用意すると良いかもしれません。
ノートやペンが好きなら、書き味の良いものを用意する、いつもより上質のペンを使うと気持ちが上向きになるでしょう。
書き味を追求したMDノートのシリーズはちょっとお高めだけれど、知ってしまうと手放せません。残念ながらA4版ノートはなさそうです。
思考を止めることなく書き続けるには、ゲルインキボールペンが良いかもしれません。
乾くのが早いペンは重宝します。
また、書き終わった後の朝食を豪華にする。デザートを付けるとか、香りのよい飲み物にするとか楽しみを作っておくことも習慣付くまでに試すと良いと思います。
実は思考を文字として書き表すというのは、言葉は違えどよく出てくるフレーズです。
自分の中のものを形にするというのは、簡単のようで意外に難しかったりします。
そうやって表に出す、これが「脳の排水」と言えるでしょう。
〇さらなりんの実体験。
さて、実際にさらなりんも「モーニングページ」を続けてひと月半が経ちました。
ここで、現時点での状態を報告します。
以前の状態はこちらから読めます。
ここで紹介した「モーニングページ」とは少々違うやり方で継続しております。
1.書く紙は問わない。
初っ端から脱線していますが、朝は時間が無いので一先ず書こう!という勢いのみ採用しているからです。
…朝の5分は夜の1時間と言われるほど、朝の時間は重要です。
本家は「A4版ノートに3ページ」ですが、実際に書くには1時間弱かかります。
「モーニングページ」を続けていくと人生が変わるほどの思考を手に入れるとありますが、やっぱり半信半疑になりますよね。
まずはメモ帳ほどの大きさで試してみるのもありです。
メモ用紙、おもてを書き終わるのに10分かかります。表裏で20分。
朝の忙しい時間で譲歩できるのはそのくらいでした。
2.愚痴は書かない
これも本家から逸脱します。
愚痴も書いて構わない、とありますが、書くことでちゃんと昇華できる内容なら良いと思います。
しかし、気分が暗くなってしまう内容はその日一日引きずります。
意識しなくても頭の隅に残り続けます。
3.その日やることを箇条書きする
書くことが思い浮かばない時にスペースを埋めるため始めました。
TODOを書くように箇条書きにするとあっという間です。
これには小さなことから大きなことまで書きます。「お風呂掃除」や「朝食の片付け」といった毎日当たり前のことから、「買わなくてはいけないもの」「出かけた時に寄る場所」といったことまで書いていきます。
ちなみに書きっぱなしではなく、後で付せんに書き直したりスケジュール帳に転記したりと見直しをしています。
4.最後は自分を褒める言葉を書き連ねる
これは「モーニングページ」を始めたころあまりに後ろ向きな内容が多かったので、逆のことを書こうと思ったからです。
語彙力がそうないので「天才!」「偉い!」「かしこい!」「大丈夫!」「やれているよ!」「幸せ!」「ありがとう!」「感謝してる!」の連続です。頭に「○○ができて~」とすればわりと行を稼ぐことができます。
○○はかしこまらず、「朝起きて」「たくさん書いて」「温かいお布団で眠られて」といったそんな感じです。
当たり前のことに感謝する、これもよく聞きますね。
せっかく早起きして文字を書くのですから、色々混ぜてもOKでしょう?
〇効果は…?
書き方を工夫したためか、ずいぶん気持ちが楽になりました。
やはり、朝早くから気分が落ち込む様なことを考えてはいけません。明るく前向きになるような内容がベストだと感じました。
おかげで、朝から気持ちよく過ごせています。
やることをまとめているので、その日の行動に迷いがなくなりました。
何をしなければいけないかはすでに朝いちでまとめているので、あとは動くだけです。
多少の変更は当然ありますが、道筋ができているので思考が楽になっています。
今年の目標「断捨離」もここにきて毎週末、進めることができています。
これは凄い進化です!
こんなことならもっと早くから始めておくんだったと後悔しているほどです。
…それほどまでに、ちんたらしていました。
朝早起きは確かに辛いです。
眠い目をこすりつつ、のたくった文字をつらつら書いています。
そうして書いているうちにだんだんと目が覚めてきて、思考がはっきりとしてきます。
おそらく、一番は本に書いてある通りなのだろうと思います。
A4版ノートで3ページのハードルは高いので、きっとさらに違う景色が見えることでしょう。
ちょっと変則的な方法でもやってみようという精神で試してみると意外な自分に出会えたりします。
やってみよう、これがきっと一番大事です。
皆さんはいかがですか?
まずは紙一枚とペンを持ってはじめてみませんか?