今年は仮面のお兄さんに「断捨離しなさい」と言われたので、頑張っています…。
もう10月ですね。
断捨離は牛歩ですが、進めています。
中々、難しいですね。捨てるって。
今は捨てることさえ、ままなりません。これは資源ごみ?回収はいつ?持ち込み?
涼しくなってきてやる気を出せば、そんな問題にぶつかります。
さて、そんな断捨離は自分の本棚も続いています。
今日、取り上げたいのはこちら。
コバルト文庫から出ている、樹川さとみさん作「楽園の魔女たち」です。
友人から借りて結果、自分で買うようになりました。
これは残そうと思っています。
話は、「見習い魔導師大募集!」という呼びかけに集まった4人の少女と虹の谷に住むその師匠のお話です。
簡単に4人を紹介すると
一人は黒髪のサラ・バーリン。神殿司法官だったが、あることで追放されて虹の谷へ。冷静沈着だけれど、たまに過激な発言も。
二人目ファリス・トリエ、剣術が得意だけれどお人よしな性格で、外見が弟と瓜二つ。
三人目はダナティア・アリール・アンクルージュ、帝国皇帝の孫で通称「殿下」。プライドが高く、毒舌。
四人目マリア・ド・パルマーシュ。最年少だけれど人妻。その婚約者が失踪し、父親に成金商人と結婚させられそうになり、家でする形でやってくる。
見事にバラバラな性格の少女たちをうまくまとめて、ギャグ要素シリアス要素満載で飽きることなく読み進められる不思議な魅力をもった作品。
樹川さとみさんらしい、どこか温かみも感じるお話です。
懐かしさに手に取って、表紙をめくったら…
だれ、名前を書いたの⁉
違います。
さらなりんはサイン本を買っていたようです。
最終巻だったのでサイン会があったのでしょうね。たまたま書店にあったサイン本を手に取ったのでしょう。
この時まですーっかり忘れておりました。
「楽園の魔女たち」も好きでしたが、「グランドマスター!」シリーズも好きだった…。
それは何処にあるのかなぁ??
(後ろの本棚を振り返ってもどこにあるか分からない…)
さらなりんは青春時代、コバルト文庫と多くの時間を過ごしました。
前田珠子さんの作品にもどっぷり。少女が主人公で剣を持って傷だらけで戦うなんてお話は当時とても珍しかったのです。
樹川さとみさんも前田珠子さんも佐賀大学のご出身です。樹川さとみさんはイラストも描かれており、コバルト文庫ではお二人で本を出したりしていらっしゃいました。
仲も良かったようでお二人で同人誌なども出されていました。
福岡の会場ではその同人誌が売られておりました。
…今でも、本棚にあります。これはまだまだ大事に持っておこうと思います。
で、久しぶりに樹川さとみさんはどうされているのかなぁ~と思ったら…。
ご病気で亡くなられていらっしゃいました。
2022年5月4日のことでした。まだ症例の少ないご病気を患い、その闘病の末、ということのようです。
ご冥福をお祈り申し上げます。
そして、前田珠子さんを調べたのですが…。
分かっていました。この方、作品数は多くどれも魅力的なのですが、ウェキペディアに並ぶ「未完」の文字。
これで終わるのだろうと思っていた「破妖の剣」さえやっぱり終わっていなかった!
どうかさらなりんが元気なうちに「完」の文字を見せてください!