前回、取り留めなく万年筆についてだらだら語ってしまいました。
反省して、選ぶ際の注意点などまとめましたのでよろしくお願いします。
1.万年筆をいつ、どんな場面で使うのか。
手帳に書くのか、手紙なのか、外出先へ持っていくのか、家で使うのか、その場面場面に適した万年筆があります。
外出先と言っても、お役所などに出す書類に万年筆が適しているかは疑問です。
どちらかというと取引先だったり、重厚な雰囲気に似合う筆記具です。
調印式なんかで見かけますよね。ただ、一般人では中々お目にかかることはないです。
2.価格帯を決める。
正直言って、天井知らずです。
何故高いのか?それは使用している材料が違うからです。
万年筆はメンテナンスをしっかり続けていけば、かなり長い間使用することが出来ます。
ペン先も金が使われているとお値段がそれなりにします。逆にスチール製だとお値段は落ち着きます。
また、軸に装飾が施されていると当然、上乗せです。
蒔絵や螺鈿、言わずもがなですね。
3.ペン先を選ぶ。
太字が良いのか、細字が良いのか。書く場面と好みの問題です。
太字はインクの濃淡を楽しめますが、手帳のように細かいところに書くのは難しいです。
また、細字は手帳などに向いていますが、インクの濃淡は分かりづらいです。
メーカーなどによってペン先の種類は異なります。
この辺は販売員の方に確認する方が良いでしょう。
最近は細字のほうが好まれる傾向があるようです。手帳などのブームによるものかもしれません。
4.軸も見てね。
ペン先の太さと同時に軸の太さもご確認ください。
細いほうが書きやすい人と太いほうが持ちやすい人がいるでしょう。また、手の大きさも人ぞれぞれですから、試筆させてもらえるなら出来るだけ触って確かめましょう。
5.インクを何で入れるか?
万年筆のインクはカートリッジ式やコンバーター式などがあります。
扱いやすいのは圧倒的にカートリッジ式ですが、色のバリエーションやコストを考えるとコンバーター式も有利です。
今は「インク沼」という言葉がある通り、様々なインクが発売されています。基本、万年筆のメーカーと同じメーカーのインクを使うことを推奨します。これは修理などの依頼をする際、推奨したもの以外のインクを使った場合、断られるケースがあるからです。
しかし、自分好みのインクを作れたり、色の変化を楽しめたりとインク一つで無限に広がるものを感じます。
(これぞ、沼!)
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まとめ
ここまでくればだいぶ選択肢も絞られたと思います。
一先ず、一本買ってみるだけなのか、ずっと使って育てるために買うのかその目的だけでも変わってきます。
あとは、出来るだけ試筆をすることを勧めます。
写真ではこうだと思っていても実際に手に取ると感じが違うということもあります。
出来るだけ大型店へ行って、現物を見てください。
今は、インターネットでほとんどのものが購入できます。
しかし、写真と現物が違うことは残念ながら良くあることです。
情報はあくまで情報として受け止め、数多くの万年筆に触ってみてください。
あなた好みの万年筆に出会えることを祈っています!
さらなりんもこれから出会えるように情報を集めていきますよ!