さらなりん雑記

文房具と和楽器バンドと打首獄門同好会と日記と…。

人と話すのは難しい…。

人と話すのは難しいと感じているさらなりんです。

それは面と向かってもそうだし、電話も同じ。

手に汗をかいたりして、どうしてこんな風になってしまうのか自分でも不思議です。

 

 

ある日、家の前に小さな段ボール箱が落ちていました。

見慣れないそれには見慣れたシールが貼られていました。

宅配業者の伝票です。

勿論、書いてある住所はここではありません。

ただ、車に踏まれたのか段ボールはひしゃげており、しっかりとタイヤ痕が…。

 

念のため、宅配業者の荷物追跡ページにてお問合せ番号を検索をかけてみると、朝に地元の営業所を出たままとなっています。

 

仕方ないと、貼られたシールに書いてある業者の電話番号にかけてみました。

 

……。

当たり前ながら、流れてくる自動音声を聞きつつ、押せという数字を選んでいきます。

 

結果、この電話番号ではオペレーターと話が出来ないことが分かりました。

 

ここですでに気持ちが落ちてきています…。

 

しかし、伝票にある受取人さんは荷物が届くのを今か今かと待っているかもしれない。

その気持ちはとても分かる!

さらなりんもつい最近、ありました、そんなことが!

 

 

Googleさんに地元の営業所の電話番号を教えてもらい、再度、電話します。

 

……。

当たり前ながら、自動音声です。

どこも人件費削減のため、最初の応答は自動音声です。

分かります、これでも企業にお勤めしたことがあるので、何度、問い合わせ内容で電話を振り分けて欲しいと受話器を握りしめたことか!

何でもかんでも電話をかけて来られると、全く、自分の業務が進まないのです。

結果、業務時間外に…。

あぁ、いけない。思わず愚痴が転がり落ちます。

 

それよりも、人と話すまでの道のりが長いことか…。

いっその事、人を呼ぶために集荷で来てもらおうかなど余計なことを考えますが、ここはちゃんとオペレーターに伝えたほうが良いと思いなおします。

 

やっと、自動音声からオペレーターにつなぐと言われて待ちます。

しかし、通話料がかかるとか注意事項が並びます。

お金、取るのかい。

 

何だか、切なくなりながらも、繋がるのをぼんやり待ちます。

 

やっとのことで、オペレーターが出て、用件を聞かれます。

「家の前に、他人宛の荷物が落ちています。お問合せ番号言っていいですか?」

早く終わらせるため、有無言わさず番号を読み上げます。

向こうも追跡を見たのでしょう、「申し訳ありません!」と謝ってきました。

 

「タイヤ痕が付いています。車に引かれて箱が壊れたようです」

あくまで、私が箱を壊したわけではないことを強調して伝えます。

 

その後、さらなりんの名前や住所、電話番号を聞かれ、すぐに取りに来るとのことでした。

 

業者の人が取りに来たのはその1時間以上あとでした。

 

別にいいの。何かを期待したわけじゃないし、他人の荷物が家にあるというのも何となく気持ち悪いしさっさと持って行って欲しい…。

 

けどね、あっさり持って帰るのもどうかと思うの…。

 

謝罪はあったけれどね、なんか呆気なかったのです。

まぁ、箱のつぶれ具合を見てショックだったんだろうことは想像できるけれど…。

 

緊張して荷物を調べたり、電話をかけたりした自分が大袈裟だったのでしょう。

 

ほんの小さな出来事です。

受取人さんのところには新しいものが届きますようにと願わずにはいられません。