さらなりんは文房具をこよなく愛しています。
今年、久しぶりにボトルインクを買いました。
それ以降、万年筆で書くことにハマっています。
当然、万年筆に入っているインクはその時の…。
そう言いたいところですが、実は違います。
初めはPILOT社デスクペンに入れて使っていました。
しかし、デスクペンを使い込んでいないせいか硬めの感触のあるためかインクの出が悪く、紙との相性もあってか筆記に難が出ました。
ガラスペンで書いたときには違和感がなかったので、インクと万年筆の相性もあるのかもしれません。
デスクペンから同じくPILOTのkakunoへ入れ替えてみたところ、インクの量は増えましたが、やはりどことなく書きにくさが付きまといます。
紙を選べばいけなくもないけれど、いろんな紙を活用したいので使う場面を選ぶのは何だか面倒でした。
そして、こちらを引っ張り出しました。
1670年、フランス、パリで生まれたという老舗のインクです。
さらなりんは手紙から文房具沼に入ってまいりました。その関係で、インクにも手を出していたんですねぇ。
証拠の写真はこちら。
購入したのは東京銀座にある伊東屋です。
当時、出張で東京に行く機会が多く、ついでと寄ったものでした。
地方人からすれば、銀座にある大きなビル全部が文房具!という世界は本当に夢のような空間で、何時間でも滞在することができました。
思い出のインクはまだ、たっぷりと残っていました。
もう、これは禁断の手を使ってしまおうとエルバンのインクを混ぜたのです。
ほんの数滴を足しただけですが変化は大きかったです。
さらさらとインクの流れはスムーズになり筆記は軽く快適になりました。
これはエルバンの持つ老舗の力なのか、何なのか…。
色も同系色の青であったことも幸いし、視認性も上がり、なおかつインクだまりも確認することができるというステキなインクになりました。
次回はもう少し、エルバンのインク量を減らしてなるべく元のインクの色を活かすように…いかん、これでは調色に手を出しそうになってしまう!
決して、Pillars of creation hubbleが今一つ、というわけではないのです。
自分なりに遊ぶことが大切なのです。
しばらくするとインクが変わるというので、もう一度やってみました。
日付と時間をメモをするのを忘れました。
インクが濃く出たところにはやや赤みが出たような気がしますが、写真では良く分かりませんね。
ただ、濃淡は楽しめます。
まだまだ、修業が足りないってことですね。
流行りののインク沼、遊ぶならきっと今が一番楽しいに決まっている。
ぐるぐる。
インク沼の淵を巡っているさらなりんでした。
それまでは。