さらなりん雑記

文房具と和楽器バンドと打首獄門同好会と日記と…。

文房具沼の住人 第129話 開けちゃいけないものがある

さらなりんは文房具をこよなく愛しています。

 

はじまりは手紙でした。

学生時代に仲の良かった友人に手紙を出していたのです。

「文通」は交互に手紙を送るものだと思い込んでいたのですが、友人からは1日に2通以上届いたり、ハガキと封筒が一緒に来たりと驚かされることもありました。

 

仕返しとばかりに出張先からホテルの名前が入った封筒(昔はよく客室の机に入っていました)で送ったり、風変わりな切手を貼ってみたり、風景印(その郵便局のある地域の名所などが描かれた日付印。今は廃止される一方です。詳しくは郵便局のホームページをみてね)を押してもらったり、あの手この手で趣向を凝らしていました。

 

そのうち便箋や封筒、ペンやインクにもこだわりはじめ、気が付けばそこは文房具沼の住人となったさらなりんがいました。

 

仕事の忙しくなり、スマートフォンという文明の利器が手に入り文通はなくなりました。現在は毎朝ラインをやり取りする仲です。

(文通+メール両方の時代から合計何十年続いているか不明…)

 

文通をやり取りしていたのは「いーつのことーだかー🎶」と歌うほどなのですが、気になっていたものがあるのです。

 

天下の…!

やや埃にまみれ、使い込んだ感のある凹みに折り目。

とはいえ、天下のPARKER様のインクでございます。

 

水分が蒸発したようです。

ボトルの形は違うし、箱のデザインも変わっているし…どれだけの間、眠っていたのでしょう。

わりと気に入って使った気がするのですが、インクの残量は覚えていません。

 

開けてみるとまだ、残っていました。

 

かろうじて見える液体

 

さて、どんなことになっているのか…。

 

生きてる…??

書いた紙は、コスモノートです。

インクの状態を見たかったので、こちらに…。

 

saranarin.hatenablog.jp

 

粘度があるような気がします。…紙のせいもあるのかな?

色も以前より濃い気がしますが、何しろ最後に書いたのはかなり前なので確かな記憶ではありません。

 

 

 

ガラスペンは同じく文通をしている時に購入していた時のものです。

地元の文房具店で2,520円で購入したようです。(箱に値札シールは貼られたままでした)

落とさないように、折ったり傷が付いたりしないように、クッション材付きの箱でしたが、慎重に家まで持って帰った記憶があります。

 

 

 

話は戻しまして…。

いくら天下のPARKER様のインクとはいえ、もう寿命でしょう。

書くことは向いていないように思いますが、水分が飛んだインクに水を落としたりして何か遊べないかとか考えています。

そうやって置かれたままの文房具があれこれ…。

 

 

さらなりんがこのインクで手紙を書いているころはインクの種類はそうありませんでした。

ガラスペンも取り扱っている店も少なく、形も色もありませんでした。

 

最近の文房具系のInstagramTwitter等々の内容を見て驚いています。

 

PILOTさんが出しているこの色彩雫シリーズの色がキレイなこと!

名前も素敵だし、心惹かれます。

 

面倒くさがり屋のさらなりん向けかと思われるカートリッジ式も用意されているそうです。

 

他にも地域の文房具屋さんがコラボしているインクや香りがするもの、インクの色が変わっていくもの…「インクを育てる」なんて言葉もあるそうです!すごい世界です!

調べると次から次に見たことのないインクが出てきて大興奮です。

 

 

 

……。

開けちゃいけないものがある。

 

 

 

ほらそこに、沼の気配を感じます。