さらなりん雑記

文房具と和楽器バンドと打首獄門同好会と日記と…。

文房具沼の住人 第128話 COSMO NOTE

さらなりんは、文房具をこよなく愛しています。

元々、手紙を書くことが好きだったので、便箋⇒紙⇒ノートという流れで最近はノートを集めています。

 

リングノートはロルバーンのおかげでだいぶ克服?しましたが、やっぱりロルバーン以外のリングノートは中々、手が出ません。

 

 

現在、世間的にも値上げの話がありますが、文房具界でもそれは同じです。

システム手帳の値上げもありましたね。

SNSでもインクの量が減った、付せんの紙の量が減った等、聞くことが増えたように思います。

 

色々な噂が流れますが、公式発表を確認してからのち、SNSで発信するように心がけたいものです。

 

 

 

そんな中、YouTubeでとあるノートが廃番になるというお話を聞きました。

そのノートの名前は「COSMO NOTE」。

万年筆の書き味がよく、インクの発色も綺麗に出る、海外の万年筆ファンが最高と評した素晴らしいノートだそうです。

 

インク沼にはハマらないように気を付けていますが、ノートには興味があります。

一度、触ってみたいなぁと思いつつ、廃番と聞いてお目にかかることもなく消えていくのだな、と切なくなっておりました…。

 

…これは!

ひょんなことで伺った個人の文房具店さん、そこにいらっしゃったのです。

会うことはないと思っていたのに、出会ってしまった…。

これは運命…!!

(許可をいただいておりませんので店名は伏せさせていただきます)

 

お店の方の話によると、店頭にある分で最後だということでした。

店内のインクの試し書き用サンプルノートに使われているため、そこに試筆をさせていただきました。

 

画用紙ほど厚くはなく、かといって薄すぎもせず適度に存在感のある紙で、下敷きを入れると良い感じに透けます。

 

ガラスペンで字を書くと、くいっと手に抵抗があり紙自体の厚さを感じます。

その柔らかさは他では感じたことがありません。和紙に似ているような気もしますが、繊維は感じません。

(経験値がそうないので他に比べようがないのですが…)

無地なので真っ白です。

無地だからこそ、自由に使うことができるノートです。

イラストを描いても良し、バレットジャーナルにしてもよし、ただインクで遊んでも良し…。

あちこちにノート愛を感じます



製本は「糸がかり」を採用しているため、180度にパタンと開くことが可能です。

また、縫い糸が15mmごと12カ所通されていることで、360度折り返しても耐えられる設計となっています。

 

裏面

使う人を選ばないグレイの表紙、そしてノートの角が丸いため折り曲がったりノートが痛んだりする心配が減ります。

 

どれだけの情熱がこのノートに込められているのでしょう!

HPを読むと構想から発表までの物語を読むことができます。

ぜひ、確認してみてください。

 

yamamotopaper.shop

 

注意書きとして、紙が繊細なため手の脂でインクを弾くことがあるそうです。

手の脂まで意識したことありませんでした!

紙の感触を確かめるのにぺたぺたさわってしまったよぅ~。

 

廃番となったためかネットではやや高額な値段設定で出品されているところもあるようです。

実際、Amazonを見てきましたが首を傾げるものでした。

まだ、幾つか市場には出ているようですが、購入を検討される場合はよく確認してくださいね。

 

 

[rakuten:bunguya:10218779:detail]

 

これを手に入れたからにはいよいよインク沼へ行ってみるか…。いやいや、落ち着け落ち着け…。

 

そんなことをもんもんと考える春の夜でした。

 

それでは。