前回の文房具沼の住人はこちらから。
さて、だいぶ沼めいてきた題です。
「紙を染める」
髪ではなく、紙。
ネットを見ると、自宅で紙ものをコーヒーや紅茶で染めている人を見つけました。
簡単にできそうだったのでチャレンジしてみました。
1,必要なもの
・紙
まずは染める対象ですね。なんでも良いと思います。A4のコピー用紙やノートなどなど。色が濃い用紙はあまり向かないようです。
・コーヒーもしくは紅茶、等々
何で染めるかってことです。コーヒーが一般的?けど、その為だけに買うのは何だし家にあるもので探したところ、さらなりんはプーアル茶を見つけました。調べると、緑茶、烏龍茶、麦茶で染めたという記事も見つけました。
割となんでもいけそうですね。
・トレイかパット
できれば紙を広げられる大きさで、深さがそこまでないものでいいでしょう。
紙がひたひたになるくらいの量を入れられたらOK。
・新聞紙
紙についた水分を取ります。
さらなりんは畳んだ新聞紙の両脇をカッターで切り、その間に挟み込みました。
・タオルや拭うもの
手が濡れますので、それらを拭くものはご用意ください。手を汚したくなければゴム手袋等を準備しても良いでしょう。所詮はコーヒー紅茶なのでそこまで肌に刺激はないと思います。
以上を、適当に用意します。
実際にやってみよう!
①液を準備。
まずはコーヒー紅茶にお湯等を入れ液を作ります。
煮だしてもOKです。
作る紙とパットに入る量を考えて作る量は調整ください。
蒸発や紙が吸うので思ったより量は必要でした。
②染める紙を準備する。
何を染めるか決めたら、下準備をしましょう。
汚れなどのほこりは払って、なるべくゴミは付いていないようにしました。
ゴミが付いていることでビンテージ感は出るかもしれませんがそのへんは好みの問題でしょうか。
A4のコピー用紙は半分はわざとくしゃくしゃと丸めてダメージを与えたり、ハンコを押してみたりすると様々な表情が楽しめるかと思います。
レースペーパーもお勧めです。
③染めてみる
パットに液を入れて、紙を静かに沈めます。
この時に、紙の様子を観察しましょう。
紙によっては水を含むと途端に脆く崩れるものがあります。
慎重に裏返したりしながら、染めてください。
実際に、さらなりんがしたときはA4のコピー用紙が破けて大変でした。
大量生産の安物でしたので仕方ありませんが、水でこんなに脆くなるとは意外でした。
液に浸す時間はお好みで。
当然、時間が長いほど液の沁み込みは深くなります。
また、紙の性質によっては時間が短くて良いものもあります。
全体的に染めるのか、部分的に濃くしたいのかはお好み次第です。
④乾かす
パットから紙を引き出す際は慎重に。
パットの端を使って液を落とします。
新聞紙の上に置いて挟みます。場所に余裕がある方は広げても良いかもしれません。
さらなりんは染めた紙を置いて、上から3,4枚新聞紙を重ねました。
昔懐かしいお習字の授業で、書いたものを新聞紙に挟んで乾かしていたことを思い出します。
天気が良い日は外に干すと乾きが早いでしょう。
今の季節ならストーブの前に置くという手も可能ですが、火の傍は火事の危険もありますので十分、気を付けてください。
しわが寄るのが嫌だという方は、厚い雑誌などに挟んで重さで伸ばす方法が良いと思います。
結果
以下の写真が、実際に染めた紙です。
右側は染める前の状態になります。
今回は時間がなかったので、長くて20分ほど浸していました。
そのため、どれも色の変化は淡く、ヴィンテージ感はありません。
色を濃くしたい場合は時間を多めに取ることほうが良いでしょう。
ネット情報を参考に初めて紙を染めてみました。
これらを使った、近々、おすそ分けファイルを作成予定です。
上手く使えるか不安ですが、これから頑張ります!
この反省を踏まえ、次回はしっかりと時間を取って紙を染めてみようと思います。