さらなりん雑記

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文房具沼の住人 第17話 紙を染めてみたよ。

前回の文房具沼の住人はこちらから。

 

saranarin.hatenablog.jp

 

さて、だいぶ沼めいてきた題です。

「紙を染める」

髪ではなく、紙。

 

ネットを見ると、自宅で紙ものをコーヒーや紅茶で染めている人を見つけました。

簡単にできそうだったのでチャレンジしてみました。

 

1,必要なもの

 まずは染める対象ですね。なんでも良いと思います。A4のコピー用紙やノートなどなど。色が濃い用紙はあまり向かないようです。

コーヒーもしくは紅茶、等々

 何で染めるかってことです。コーヒーが一般的?けど、その為だけに買うのは何だし家にあるもので探したところ、さらなりんはプーアル茶を見つけました。調べると、緑茶、烏龍茶、麦茶で染めたという記事も見つけました。

割となんでもいけそうですね。

トレイかパット

 できれば紙を広げられる大きさで、深さがそこまでないものでいいでしょう。

 紙がひたひたになるくらいの量を入れられたらOK。

新聞紙

 紙についた水分を取ります。

 さらなりんは畳んだ新聞紙の両脇をカッターで切り、その間に挟み込みました。

タオルや拭うもの

 手が濡れますので、それらを拭くものはご用意ください。手を汚したくなければゴム手袋等を準備しても良いでしょう。所詮はコーヒー紅茶なのでそこまで肌に刺激はないと思います。

 

以上を、適当に用意します。

 

実際にやってみよう!

①液を準備。

まずはコーヒー紅茶にお湯等を入れ液を作ります。

煮だしてもOKです。

作る紙とパットに入る量を考えて作る量は調整ください。

 

蒸発や紙が吸うので思ったより量は必要でした。

 

②染める紙を準備する。

何を染めるか決めたら、下準備をしましょう。

汚れなどのほこりは払って、なるべくゴミは付いていないようにしました。

ゴミが付いていることでビンテージ感は出るかもしれませんがそのへんは好みの問題でしょうか。

 

A4のコピー用紙は半分はわざとくしゃくしゃと丸めてダメージを与えたり、ハンコを押してみたりすると様々な表情が楽しめるかと思います。

レースペーパーもお勧めです。

 

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用意したレースペーパー

③染めてみる

パットに液を入れて、紙を静かに沈めます。

この時に、紙の様子を観察しましょう。

 

紙によっては水を含むと途端に脆く崩れるものがあります。

慎重に裏返したりしながら、染めてください。

 

実際に、さらなりんがしたときはA4のコピー用紙が破けて大変でした。

大量生産の安物でしたので仕方ありませんが、水でこんなに脆くなるとは意外でした。

 

液に浸す時間はお好みで。

当然、時間が長いほど液の沁み込みは深くなります。

また、紙の性質によっては時間が短くて良いものもあります。

全体的に染めるのか、部分的に濃くしたいのかはお好み次第です。

 

④乾かす

パットから紙を引き出す際は慎重に。

パットの端を使って液を落とします。

新聞紙の上に置いて挟みます。場所に余裕がある方は広げても良いかもしれません。

 

さらなりんは染めた紙を置いて、上から3,4枚新聞紙を重ねました。

昔懐かしいお習字の授業で、書いたものを新聞紙に挟んで乾かしていたことを思い出します。

 

天気が良い日は外に干すと乾きが早いでしょう。

今の季節ならストーブの前に置くという手も可能ですが、火の傍は火事の危険もありますので十分、気を付けてください。

 

しわが寄るのが嫌だという方は、厚い雑誌などに挟んで重さで伸ばす方法が良いと思います。

 

 

結果

以下の写真が、実際に染めた紙です。

右側は染める前の状態になります。

 

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メッセージカード 紙は厚め

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和紙の封筒

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便箋 紙質は厚め

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A4コピー用紙 他は破けて悲惨なことに…

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某お菓子屋さんの包装紙 あまり変わりません。

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某漬物屋さんの包装紙 色が濃いためか変化が分かりにくいです

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レースペーパー 写真では分かりにくいですが微かに色に変化ありました

 

今回は時間がなかったので、長くて20分ほど浸していました。

そのため、どれも色の変化は淡く、ヴィンテージ感はありません。

色を濃くしたい場合は時間を多めに取ることほうが良いでしょう。

 

ネット情報を参考に初めて紙を染めてみました。

これらを使った、近々、おすそ分けファイルを作成予定です。

上手く使えるか不安ですが、これから頑張ります!

 

この反省を踏まえ、次回はしっかりと時間を取って紙を染めてみようと思います。