S字とクランク
噂の強敵です。
初めはクランクでした。
唐突に、「はい角を曲がって~、対向車はいないから~」
と指示が来ました。
なんのこっちゃと思ったら、そこはクランク。
道の脇に棒がたくさん下がっています。
その異様さに驚きながら、突入。
クランクだって初めに言ってよ~。と内心ぶつぶつ言いながら、進みます。
しかし、何の予備知識もなかった私はすぐに前にも後ろにも動けない状態に。
指導員の方から嫌な空気が漂います。
「だからね、対向車は来ないって言ったでしょ」
それじゃ分からないよ。。。
結果、指導員の方にハンドルを回してもらいながら脱出。
もう少し言い方があるとは思うのですが、如何思います??
S字は何の練習のためにあるんでしょうかねぇ~。
車体を操る練習ってところでしょうかねぇ~。
入り口から戸惑いつつ、見えない道幅を想像しながら進みます。
噂では、道幅は車体の倍あるそうですよ。
まったく、そんな気がしません。
車の中でキョロキョロ落ち着きなく見回しながら脱出。
実はS字の周り、かなり草が伸びていてそれを目印にして進むことが出来ました。
しかし、残念なことながら、仮免試験前に草刈りがあるからと非情なお知らせを頂きました。
クランクとS字、どちらが得意でしたか?
私はS字でした。脱輪は一度、最後の出口であったくらい。
不思議とうまくいきました。まぁ、外から見たらギリギリだったとは思いますが。
クランクはどうにも苦手でした。何故ですかね、身動きが取れなくなってしまうのは。
この二つもYoutubeを見ながら、イメトレしまくりました。
私の通った自動車学校では、ほとんどの車種の免許が取ることが出来ます。
そのため、企業にお勤めの方から、消防局や自衛隊の方もいらっしゃっていました。
用意される車も、あれは何だろう?というものもありました。
たぶん、大型特殊自動車かな?
建設現場などでみるような車が場内を走っていました。
つまり、そういう中を運転する必要があります。
坂の上から大型自動車が下りてきた!
曲がろうとしたらその向こうに大型自動車がこっちに向かってきている!
カーブのだいぶ手前で停止してやり過ごしたり、影の向こうから出てきたのを冷静を装い端に避けたり、心臓バクバクでした。
実際に、公道で出会う機会もありますから、良い練習になったのかもしれませんが、初心者の心臓は飛び跳ねて、息も絶え絶えでございました。
仮免試験を受けるまでの、技能はかなり苦戦しました。
惑わせる指導員にぶつかり、自信喪失。
トイレで一人、呆然とすることもありました。
仮免試験は決められた3つのコースで行います。
受付で場内の地図が印刷されていたので、それを何枚も貰い、それぞれのコースを記入し、何度もイメトレしました。
紙にも書き込んで、注意されたことを復習しました。
補習しても料金のかからないコースを選んでて良かったです。
人よりちょっとかかってしまいましたけど、何とか指導員の方にハンコをもらい、仮免試験をうけることになりました。