今回の文房具沼の住人はお店紹介。
前回のお店はここ。
鳩居堂(きゅうきょどう、と読みます)さんは書画用品やお香の老舗です。
京都に本店、東京に銀座本店、他にも支店があります。
さらなりんは昔、友人と週に2度ほど手紙を送り合う仲でした。旅先から絵葉書を送ったり、文通のようだけど一日に2通届いて驚かせたりそんな遊びをしていました。
そこから絵葉書を集めるのが趣味の一つになりました。
鳩居堂さんにある「シルク刷はがき」は特にデザインが洗練されており、懐かしいような新しいような独特な雰囲気を持っています。
絵柄も季節を表した植物や風景で、最近は昔ながらの行事だけでなくハロウィンなどの西洋のイベントのイラストも販売されています。
店を訪れては気に入った絵葉書を連れて帰る。
京都に訪れた際のさらなりんのルーティンです。
以前は日曜日が店休日だったのですが、今HPを確認すると記載がないので営業しているのかな?
皆さんも、ご確認の上、訪問してくださいね。
鳩居堂さんの魅力は絵葉書だけではありません。
老舗だけあって書画用品も充実しています。ほんのり店内に漂う墨の香りが堪りません。また、和紙や千代紙の鮮やかさにも目を奪われます。
和紙を使った商品も多く、便箋は勿論、スケッチブック、和小物なども並んでいます。
忘れてはならないお香。
薬種商であった経緯からかお香も豊富にそろえてあります。
お線香も珈琲の香りなど珍しいものもあり、珈琲好きな方には良いのかもしれません。
さらなりんはここで巾着型のにおい袋を買うのも楽しみにしています。
可愛らしいフォルムに大和錦の布地、いかにもな感じです。
香りが強いと感じたら外の袋のままタンスなどに入れています。
最近は、銀座本店へは伺えていませんが、あそこの二階に上がる階段の踊り場にそれはそれは立派な硯が展示されていました。いや、値札が付いていたので商品ですね。
存在感重厚感ある硯はとても拝むだけで手いっぱいでした。
芸術品と紙一重というところでしょうか。
銀座本店の2階はちょっと客層が違って面白かったのを覚えています。
1階は大きな通りに面しているのでやや賑やかですが、2階は書画用品やお香などを扱っていたせいかもしれません。
そこにいる年かさの店員さんの知識の豊富さを盗み聞きしているのが大好きでした。
客の質問を丁寧に聞き取り、説明している姿を眺めに行っていたのかもしれません。
ビルなどに入っている文具屋さんにはないものがそこには確かにありました。
東京に訪れた際は是非、伺いたいと思っています。
鳩居堂 シルク刷はがき5枚セット(寅 絵変り)【トラ/とら/年賀はがき/干支】 価格:440円 |
京都鳩居堂 本店
10時から18時
東京鳩居堂
銀座本店
東京都中央区銀座5-7-4
11時から19時