さらなりん雑記

文房具と和楽器バンドと打首獄門同好会と日記と…。

ムーミンにさようならを。

さらなりんのプロフィール写真にある通り、ムーミングッズを集めています。

 

どこかとぼけたような表情でこちらを安心させるようなフォルム、多様な登場人物、不思議な世界観、そういうものに魅了されています。

 

福岡市博多区にあるキャナルシティ博多という商業施設の中に「ムーミンカフェ キャナルシティ博多店」はありました。

かなり長い間、福岡は勿論、九州に住むムーミンファンの癒しの空間でした。

こちら、2022年9月9日金曜日、閉店という情報が入ってきました。

 

運河側より

この白樺を模した柱に雰囲気のある窓ガラスの模様、壁に描かれたキャラクター達のイラストはムーミンの世界を表しており、素敵な空間を演出していました。

 

店内はグッズ売り場とカフェがあり、椅子にはムーミンのキャラクター達のぬいぐるみが置かれて一緒にお茶を飲むことも出来ました。

壁や天井にもぬいぐるみやグッズが飾られ、本当にムーミンの世界に入り込んだような夢のような時間をお食事やお茶とともに味わうことが可能でした。

 

ランチの時間など、物語であるフィンランドのパンが食べられたり、食事もムーミンのキャラクターを模していたり、目も勿論味も楽しめました。

 

OPA側

以前の職場が近くにあり、疲れた日や心が癒しを求める時はふらりと立ち寄り、元気をもらっていたものです。

 

開店当時は、キャラクターに特化したお店は珍しく、自分の好きなキャラクターの専門店があるということはとても自慢でした。

かわいらしい雰囲気やグッズを眺め、深呼吸が出来たさらなりんにとって大切な場所です。

 

10周年記念のプレート

閉店理由は契約満了と言います。

大人の事情、というものでしょう。このご時世ですので、理由は何となく分かります。

レストランの掲示も寂しくなっています。

以前のキャナルシティ博多といえば、博多港に着いた大型客船から観光バスに乗った大勢の観光客が訪れ、平日は「ここは日本かしら?」と疑いたくなるような多国籍な空間でした。

ドラックストアなど、店内を飛び交う言葉が日本語ではありませんでした。

 

現在は、観光ができるようになったといえ、大勢で行動するのが憚れるような風潮です。

サービス業は特に厳しい状況にあるようですね。

 

ですから、この閉店も仕方のないことなのでしょう。

 

このムーミンカフェの存在のお陰で、他の店舗に行って見ようと思ったり、ムーミンの世界により詳しくなったりしました。

 

閉店する。

さらなりんの癒しの空間がなくなります。

寂しさと悲しさを抱え、お別れを言いに行きました。

店内での飲食は諦めましたが、グッズを幾つか買いましたので大切に使おうと思います。

さらなりんが買うとなるとこちらですね。



このロゴともさようなら